親知らずの抜歯

口腔外科で最も多い処置の一つが「親知らずの抜歯」です。
親知らずはまっすぐ生えることが少なく、斜めや横向きに埋まってしまうことがあります。
その結果、隣の歯を押して痛みや腫れを起こしたり、歯並びや咬み合わせに悪影響を与えることもあります。

抜歯が必要な場合

• 繰り返し腫れや痛みを起こす
• 歯ブラシが届かず虫歯・歯周病になりやすい
• 隣の歯を圧迫しトラブルを起こしている

当院ではCT撮影による精密な診断を行い、安全性に配慮した抜歯を行っています。
難症例は提携病院と連携し、患者様にとって最適な治療環境を整えています。

顎関節症について

「口を開けるとカクカク音がする」「口が大きく開かない」「顎が痛い」などの症状は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症はストレスや歯ぎしり、咬み合わせの不調和など複数の要因が絡み合って発症するため、放置すると慢性的な痛みや生活の質の低下につながります。

治療法としては、マウスピース（スプリント）療法や生活習慣の改善指導、理学療法などがあり、症状に合わせたアプローチを行います。

口腔内の腫瘍・嚢胞

口の中にできる「できもの」や「しこり」は、良性の場合もあれば稀に悪性腫瘍である可能性もあります。
違和感や出血がある場合は早めにご相談ください。

小さな病変でも、専門的な診断と切除を行うことで安心して日常生活を送ることができます。

外傷（ケガ）への対応

転倒や事故で歯が折れた、抜けてしまった、唇を切ったといった外傷も口腔外科の範囲です。
特に歯が抜けてしまった場合、30分以内に処置を行うことで再植できる可能性があります。

応急処置が重要ですので、できるだけ早く受診してください。

インプラント治療

歯を失った部分に人工歯根（インプラント）を埋め込み、再びしっかり咬める状態をつくる治療も口腔外科治療の一つです。
当院では事前にCTで骨の状態を確認し、安全性を重視したインプラント手術を行っています。

骨の量が不足している場合には骨造成やサイナスリフトといった外科処置も対応が可能です。